F1マイアミGPで7位に入る活躍を見せた角田裕毅について、RBのチーム代表であるローレン・メキーズが改めて絶賛。トップドライバーへの道を、着実に歩んでいると語った。
角田はマイアミGPで、スプリント予選では出遅れたもののスプリントでは8位まで追い上げて1ポイントを手にし、その後の予選でQ3進出を果たすと、決勝でも力強い走りを見せて7位。これでRBとしては今季の獲得ポイントを19にまで伸ばし、”ベスト・オブ・ザ・レスト”を争うハースF1との差を12ポイントにまで広げた。
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そんな中でも特に角田はここまで14ポイントを獲得。トップ5チームの一角であるランス・ストロール(アストンマーティン)を上回る、ランキング10番手につけている。
その角田についてメキーズ代表は絶賛。motorsport.comの電話インタビューに応じ、F1参戦4年目の角田は大きな一歩を踏み出したと語った。
「ユウキは今年、大きな一歩を踏み出したと思う」
「公平に申し上げれば、1年目と2年目、2年目と3年目の間にも成長を遂げている。しかし3年目から4年目にかけて彼が踏み出した一歩は、大きいと思う」
「今や彼は天性のスピードを持っているだけのドライバーではない。その速さは我々も知るところだし、そこにはさらに磨きがかかっているが、彼はFP1からレースまで、一切のミスなく週末を戦い抜くことができるようになった」
「オーストラリアでもそうだったし、日本でもそうだった。マイアミでもそれに近かった。彼は大きな進歩を遂げたと思う」
メキーズ代表は、角田にはまだまだ伸び代があると考えている。そして角田が確実にレベルアップしていけるように、チームとしてもバックアップしていくと語った。
「まだまだ伸び代があると思う。我々は、彼が今後もステップアップできる環境を確実に整えることができるよう、懸命に取り組んでいる」
そして厳しい状況に陥っても、集中力を切らさず、解決策を見出していくという姿勢にも、大いに感銘を受けているとメキーズ代表は語る。
「彼の仕事ぶりには、とても感銘を受けているんだ」
メキーズ代表はそう言う。
「彼は厳しい状況でよくなってきているという意見も正しい。中国はその良い例だった。彼は合理的なやり方で取り組み、我々と一緒に分析した。そしてマイアミでは結果が出始めた。それは大きな前進だ」
「このことは、我々の現在の成功に大きな役割を果たしており、今後さらに進歩すると考えている」
角田にはトップドライバーとなるための兆候があるか? そう尋ねると、メキーズ代表は次のように語った。
「まさにその通りだ。それは、無線を聞いていても分かるよね」
「彼はクルマに乗っている時も、そうじゃない時も、成長を続けているんだ」
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